正直僕は根っからの彫刻ヤロウではない。と思っている。
美術への入りが映像や広告デザインや近現代美術だし(この辺りはまた違う時にでも話せたらと思う)、日本の仏像だとかに特に興味があったわけでもない。 なんだけど彫刻を制作をしてる時にはほかの油絵や日本画だとかとはまた違った満足感があって、全身で「制作してる!」を感じていた。 何を学ぶか考えた時「3次元を見る・つくる力って何事にも通じるし、それできるってつまり最強だな。」と当時高校生の自分は思ったんです。 数十年しか生きれない俺が昔から現在まで繋がり続けているこの原始的な行為にちょっと加担したい、と思ったし 俺が彫刻やったら、わからないけど面白そうなものできそう。と思ったんだよ。 ふと思ったそれをちょっとそれを信じてみたくなって。 この考え方がそもそもの僕の"彫刻"、"スカルプチャー"との関わり方のスタートなのかもしれない。 だから大学ではいつも新しい彫刻のかたちを探ってたように思うんだ そんなことへの思いの再確認と決意をひとつまとめとして出力したのが多分卒業制作の作品だったのだなと。 最近は自分へ問い直しの作業を良くしている。 何か見せれる形にしたいね。 もう一度言うけど俺は彫刻ヤロウではないと思ってるよ。 いつだってもう一歩先のもの、空間をつくりたいって思ってるんだよ。
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